連邦の「白いモビルスーツ」撃墜を皮切りに、ソロモン奪回戦での活躍で一躍エースパイロットとして注目を集めるララァ・スン大尉。鮮やかなエメラルドグリーンの機体は宇宙の宝石ともソロモンの至宝とも呼ばれている。
こんなに目立つ機体で大丈夫ですか?と尋ねる記者に、ララァ大尉は「私のエルメスをその目で見られる連邦の兵士がいるのかしら」と笑って応える。
数年後...
解体した連邦軍の残党を中心とした反動組織の動きが地球圏に不安の影を落としている。
そんな中、ララァ大尉には、再び「ガンダムキラー」としての活躍が期待されているのである。
一年戦争での愛機「エルメス」の後継機についても期待が高まりすぎるためか、様々な憶測が乱れ飛んでいる。ビット搭載のニュータイプ専用機であるのは当然ながら、大幅に小型化したモビルスーツタイプであるという珍情報に至っては失笑を禁じ得ない。
その数年後...
地球圏にくすぶっていた反動組織同士の抗争は、双方の瓦解という形で鎮静化した。
ララァ・スン少佐はエメラルドグリーンのキュベレイを駆り、ティターンズのガンダムMk-Ⅱに続き、エウーゴのΖガンダムを鹵獲、さらにΖΖガンダムを一蹴するという活躍ぶり。まさに「ガンダムキラー」の面目躍如である。