5.20.2005

真の休日

U氏は今朝もいつものように家を出て、通勤電車で都心へ向かった。
しかしその日、U氏の姿を会社で見ることは、ついになかった。

彼は、有給休暇を取っていたからだ。

家族に内緒の有給休暇。後に「真の休暇」と呼ばれる一日の始まりであった。
職場では彼の計画をみんなが知っていた。
「万が一、家から電話あったら会議中とか言ってごまかしてくれ」
共犯者達にそう言い残して彼は消えた。

毎週の過酷な家族サービスが彼を追いつめ、このような行動を取らせたのだろうか。

「真の休暇」あなたもぜひ。

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